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2023.12.01
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第24回 Vocabulary:翻訳者は通訳者ほど語彙力を求められない?
先月、また歳をひとつ重ねました。ケーキをいただいたあと、午後9時に家を出て、ひとり歩き出します。手にはスマホ、耳にはワイヤレスイヤホン。好きな70年代フォーク(
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2023.11.01
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第23回 Relive:「追体験」ってなに?
言葉の意味が分からないときは辞書を引くのが昔も今も基本ではありますが、辞書が理解を妨げることもあります。 以前紹介したanecdoteはその一例で、「<逸話>と
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2023.09.01
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第22回 Invoice:なぜ「インボイス制度」というのか
私のような弱小フリーランスにとってはあまりありがたくないインボイス制度が、10月から始まりました。導入の是非をめぐっては、政府で十分な議論が尽くされたようには感
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2023.09.01
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第21回 Excuseflation:値上げの理由は単なる口実か
「便乗」という言葉はネガティブなニュアンスで使われがちですが、その代表格が「便乗値上げ」ではないでしょうか。price gouging や profiteeri
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2023.08.01
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第20回 ChatGPTその2:翻訳者の生成AI活用法(翻訳以外)
前回、ChatGPTに真の翻訳はできないというお話をしました。そうだとしても、ChatGPTは翻訳者にとって強力なツールになる。実際に試してみてそう感じ、最近は
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2023.07.03
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第19回 ChatGPTその1:AIに「真の翻訳」ができない理由
機械翻訳の急速な進化により、翻訳者は存在価値を問われています。瞬時に、しかも無料で翻訳できるなら、なぜ結構な時間を取り、しかも決して安くはない翻訳者に頼む必要が
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2023.06.01
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第18回 Serendipity:英語を書き続けるために偶然の出会いを
最近は夕方に仕事を終えた後、こんなパターンがお気に入りになっています。まずは最寄りの図書館へ。続いて駅前の図書館へ。踏み切りの向こうのジムで汗を流し、戻って来て
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2023.05.01
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第17回 SatisfactionとGratification:翻訳業の「タイパ」を考える
ネット上のどこで始まるのか、新語が生まれては消えていきます。新語といっても一から作った言葉というより、組み合わせを少し変えたものや、それを短縮したものがほとんど
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2023.04.03
翻訳
第16回 No one knows me:翻訳と通訳ガイド、二刀流の苦悩
3月は講師をしている翻訳学校の講義がないため、少しのんびりするつもりでした。まず、2月の最終授業の翌日から2泊3日の「打ち上げ」旅(沖縄)を予定。ところが、想定